店舗:明治初期に建てられた木造2階建ての商店建築です。平成15年には金物店から飲食店に改装されました。建物の外部は当時の防火建築である土蔵風仕上げ。壁の漆喰やなまこ壁、正面入口の広い間口と大きなガラス戸の意匠、両脇の石造壁、軒を支える太い垂木の構造などに特色があり、三島市内では屈指の文化財的建造物といえるでしょう。
土蔵:この土蔵は店舗部分を飲食店に改装した際に店舗の一部として改装されました。建物の構造は土蔵造りとなっており、外部は腰が石造り、外壁が土壁下地の漆喰塗り仕上げで、窓など開口部周りは防火戸に仕上げてあります。内部は松材を使い、床をたたき風の土間に変えてありますが、階段部分をわずかに改修したほかはほぼ建築当時の姿が残されています。
(三島市ホームページより抜粋)
実施設計室:松井