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『9坪の中にこんな世界が!』 建築の魔法に感動!

約3分

9坪ハウス

 

建築家・増沢洵(ますざわ じゅん)氏が1952年に設計した「9坪ハウス(狭小住宅)」は、

わずか9坪(約30㎡)という限られた敷地に建つ、都市住宅の名作です。

 

木造2階建てで、

1階は生活空間(リビング・キッチン・水廻り)、

2階は寝室というシンプルな構成。

大きな窓や吹き抜け、可動式の建具を用いて、

狭さを感じさせない開放的な空間を実現しています。

 

戦後の住宅難の時代に「最小限の住まいで、豊かに暮らす」

という新しい価値観を提示し、

日本の狭小住宅デザインの原点とされる建築です。

 

私は20年ほど前に、デザイナーの小泉誠さんが手掛けた

「スミレアオイハウス」の書籍で9坪ハウスを知りました。

(Amazonから引用)

当時の私は、3間×3間(5.46m×5.46m)の限られたスペースに、

家族4人がどうやって暮らしているのだろうか?

経験したことのない「9坪の家」に興味を搔き立てられました。

 

先日、リビングディー設計課のメンバーで、

東京都町田市に建つ、gA HOUSEの岡田さんが手掛けた

『最新の9坪ハウス』を見学することが出来ました。

玄関ドアを開けた瞬間から感じる心地の良い『木の香り』

1階は玄関とLDK、

2階に寝室と水廻りをまとめた9坪ハウス

1階のリビング吹抜け以外(キッチン・ダイニング)は、

手を少し上げると天井に届いてしまうほど高さを抑えていて、

我々と岡田さんの10人が、収納スペースを除いた1階の15帖に集まっていましたが、

全く狭さ、窮屈さを感じさせない豊かな空間でした。

 

2間の幅で、2階までつらなる大きな窓と外のつながり。

柱と梁でデザインされ、「窓」を感じさせない工夫が施されていました。

(勝手口やその他の窓も、木製格子や障子で隠されていました。)

とっても素敵な空間づくりのポイントは

「木」と「石」と「鉄」のバランスだそうです!

 

窓からの景色の先に、

「富士山」や「湖」、「大自然の緑」が見えたらどんなに素敵だろうか。

 

別荘、セカンドハウス、一棟貸しのホテル、ご夫婦ふたりの終の棲家、

お金があったら建ててみたい!!!

 

20年前に抱いた「9坪ハウス」への想いが満たされた時間♪

とても愉しい一日でした。

 

デザイン設計室 實石

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