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最小限の暖房1台で、家全体が安定した暖かさになる理由【山梨エリア】

約5分

〜温度・湿度の実測データが示す家の本当の性能〜

こんにちは*山梨富士吉田です。
寒さが日に日に増してきましたね。

お家づくりで多くの方が気にされるのが “冬の住まい性能”
「ちゃんと家全体が暖かくなるのか?」
「洗面所やトイレは寒くならないか?」
という点ではないでしょうか。

今回は、富士吉田市にてHIBIKIでご建築されたH様邸で、
引渡し前に実際の温度・湿度データを測定し、
建物性能が暮らしにどう表れているのかを確認しました。

まずはお住まいの性能から!
C値:0.16【すき間が非常に少ない、高い気密性能】
UA値:0.39【熱が外へ逃げにくい、高断熱性能 】
HEAT20G1/断熱等級5(山梨4地域)
3LDK+シューズクローク+ランドリースペース
+ウォークインクローゼット+書斎
延床面積:111.37㎡(33.62坪)
施工面積:120.07㎡(36.25坪)

会場紹介の過去ブログはこちら>>

…………………………

【測定条件について】
• 暖房:6畳用デロンギ・オイルヒーター1台
• 設置場所:キッチン
• 運転方法:24時間連続運転
• エアコン:未設置
• 換気方式:第一種換気(マーベックス社「澄家」)
「実際に住み始めた後に近い条件」での測定です。

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【温度】外は寒くても、家の中は穏やか!
グラフを見ると、外気温は昼夜で大きく上下し、
富士吉田市らしい厳しい寒さであることが分かります。
一方で、室内の温度はキッチン・洗面・トイレ・2階ホールのどこを見ても
ほとんど差がなく、終日安定しています。
エアコンを使わず、小さなオイルヒーター1台だけで
家全体がじんわりと暖まっている状態です。

これは、
「暖房を強くして暖めている家」ではなく、
「熱を逃がさない家」であることを示しています。



【相対湿度】換気しても乾燥しすぎない!
冬は「換気すると家が乾燥する」という印象を
お持ちの方も多いと思います。
しかし今回のデータでは、
第一種換気(澄家)を24時間運転しているにもかかわらず、
室内の相対湿度は大きく乱れることなく、安定した範囲で推移しています。

これは、
• 換気量が計画通りにコントロールされている
• 無駄な隙間風がない
という、高気密住宅ならではの結果です。


【絶対湿度】快適さを決めている本当の指標!
湿度というと「%」で表される相対湿度が注目されがちですが、
実は体感の快適さに大きく関わるのは絶対湿度(空気中の水分量)です。

 

今回の測定では、外気の絶対湿度が大きく変動しているのに対し、
室内の絶対湿度は非常に安定しています。

これは、
• C値0.16という高い気密性能
• 計画換気が正しく機能している
ことによって、室内の空気環境が外気に振り回されていない証拠。

 数値と実測が一致しているという安心感 
H様邸の性能値は、
• UA値:0.39
• C値:0.16
いずれも高性能住宅と呼べる数値ですが、
大切なのはその数値が、実際の暮らしの中でもきちんと機能しているかどうか。
今回の温度・湿度データは、これらの性能が「机上の数字」ではなく、
実生活の快適さとして表れていることをはっきりと示してくれました!


暮らし始めてから違いを実感できる家 
強い暖房に頼らなくても、家全体が穏やかに暖かく、
乾燥しすぎず、空気が安定している。
こうした住まいは、光熱費だけでなく、
日々の快適さや健康面にも大きな違いをもたらします。

小さな暖房1台でも、家全体の温度と湿度が安定する。
その理由は、建物性能がきちんと考えられているから。
「設備で快適にする家」ではなく、
「建物そのもので快適さをつくる家」。
それが、今回の実測データから見えてきたリビングディ―の家づくりです。

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【よくあるご質問(Q&A)】
Q1. 小さな暖房1台で、本当に寒くならないのですか?
はい。
今回の測定では、6畳用のオイルヒーター1台を24時間運転しただけで、
家全体の温度が安定していることが確認できました。
これは、暖房の能力が高いからではなく、
家自体が熱を逃がしにくい構造になっているためです。
外が冷え込んでも、室内の熱がゆっくりと保たれるため、
強い暖房に頼る必要がありません。

Q2. 洗面所やトイレは寒くなりませんか?
一般的な住宅では、洗面所やトイレが冷えやすいことが多いですが、
H様邸ではこれらの空間も居室とほぼ同じ温度で推移しています。
家の中で温度差が小さいため、冬場のヒートショックのリスクも抑えられる環境です。

Q3. 換気していると乾燥しませんか?
「換気=乾燥する」というイメージをお持ちの方も多いですが、
それは隙間の多い家で起こりやすい現象です。今回の住宅では、
• 高い気密性能
• 第一種換気(澄家)による計画換気
によって、換気量が安定しています。
その結果、室内の湿度は大きく乱れず、冬でも過度に乾燥しにくい状態が保たれています。

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【よくある誤解されやすいこと】
①高性能住宅はエアコンをガンガン使う家→実際にはその逆です。
断熱・気密性能が高い住宅ほど、少ない暖房で、長く、安定して暖かさを保てます。
強い暖房が必要なのは、熱がどんどん逃げてしまう家です。

②換気すると冬は寒くなる→これは「計画されていない換気」の場合です。
第一種換気では、給気・排気がコントロールされているため、
外気の影響を受けにくく、室内環境が安定します。
「換気=寒い」ではなく、「換気の仕方が重要」なのです。

③数値が良くても、実際は分からない→
確かに、性能数値だけでは住み心地は分かりません。
だからこそ実際の温度・湿度を測定することが重要です。
H様邸では、UA値・C値と、実測データ結果が一致していました。

④高性能住宅は特別な家→高性能住宅は、特別な人のための家ではありません。
「冬に寒くない」
「家の中で温度差が少ない」
「乾燥しすぎない」
こうした当たり前の快適さを、当たり前に実現するための家です。

最後に*
お家の性能は、数字だけでなく実際の暮らしの中でこそ意味を持ちます。
今回の実測データが、これから家づくりを考える方にとって、
少しでも参考になれば幸いです。

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自由設計 HIBIKI Premium は
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 2024」大賞を受賞!

“高い省エネ性能と快適性”をしっかり評価いただいています。

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