晒し布の手触り感と吸収性の良さ、日除けや防寒に首に巻けるなど様々な機能性から手放せなくなりました。
洗濯して使い続けていると素材がクタクタになり、手に馴染んでくる感じが良いですね。
昔ながらの和柄から現代アーティストのデザイン柄まで様々な種類から選べるのも楽しく、旅行先でご当地手ぬぐいを買ったり、
お土産にいただく機会もあります。
ただ、手ぬぐいの使い道としては、あくまでもハンカチやタオル代わり(または、首に巻くくらい)にとどまっていました。

先日、そんな先入観を打ち破ってくれた出会いがありました。
1枚の手ぬぐいを使って、ブックカバーにするという発想です。
本のサイズは文庫、新書、四六判、A判…と様々、異なります。
当然、サイズごとに作られた大きさのカバーが市販されているわけですが、この手ぬぐいを使ったブックカバーは
1枚の布だけで異なるサイズの本に対応します。
異なるサイズの本それぞれに合うように折り、折り方を変えるだけでカバーにするとぴったりのデザインが施されています。
この手ぬぐいのデザインをされたのはAderiさん。
元美術館学芸員で、現在はフリーランスで編集・ライティング・デザインをされている多才な方ですが、
もう一つの肩書は「手ぬぐい屋」さん。
趣味が高じて、手ぬぐいのコレクションから始まり、ご自分で企画、デザイン、制作、販売までされています。
また、素晴らしいことに"てぬ活”として、ワークショップや商品開発を通した、手ぬぐいの使い方や新しい可能性の提案を
ご自身のWEBサイトで発信されています。

このブックカバー手ぬぐいは、まさに本好きと手ぬぐい好きの人が考えたプロダクト。
普段手にすることの多いものに触り心地の良いものを…という点においても理にかなっているように思います。
気になる方は、Aderiさんのオンラインショップで購入可能!
手ぬぐい好きのためのZine「tenu」とセットでの販売です。
ぜひ、チェックしてみてください。

富士、藤枝、沼津の各モデルハウスでは、ブックセレクターやスタッフが選書した本の貸し出しを行っています。
カフェのランチやドリンクを楽しみながら、ゆっくりとお気に入りの一冊を探してみてはいかがでしょうか。
本社・企画広報
山田 祐子