こんにちは、藤枝支店の小森教安です。

リビングディーと【私のHistory13】藤森照信

建築史家の藤森照信の建物で

10選に選ばれている

浜松の秋野不矩美術館を見て来ました。

駐車場から坂道を登ると現れたのが昔の電柱と照明

杉柱なのかな？（有名な天竜杉）

腐らないようにコールタールで黒く塗られている。

上の方には、白い碍子（がいし）も見える。

古いお宅は、天井裏を覗くと碍子を見る事が出来る。

更にしばらく登ると

今度は、藤森照信建築家独特の空中にある茶室が

迎えてくれる。

あまり見慣れない建築物で

なんかワクワクしてきます。

画家秋野不矩の名前が入っている

茶室　『望矩楼』　ぼうくろう

中を見たかったのですが、残念。

外壁は、ブリキのような素材で細かく波打っている。

大変な作業ですね。

茶室を超えると大きな和調の建物が現れる。

藤森照信作

広大な敷地の小高い丘の上に建てられた美術館。

ず～っと見ていても飽きないです。

2024.1.24

風花が舞っていましたが、暫く震えながら見ていました。

地元特産の天竜杉を使い

壁にも、漆喰を塗り自然素材を使用。

広大な空間とこの和調が見事でした。

建物の中に入り

後は、画家秋野不矩の作品を

見て来ました。

現在展示されているのは、

《見の目弱く、観の目強く》

『空』の声を聴く

インドの風景や人々、

寺院などをモチーフとした作品。

展示室は、靴を脱いで

籐のござの床を歩き、ドームの展示室は

タスマニアの大理石が冷たくなく

こちらも、気持ち良かったです。

私は、

とても高い所から人物を見ると

何であんな小さいことで悩んでいるのかな？

と感じる事があります。

こちらの作品を見ると

そんなイメージを感じ取りました。

『空』　良かったです。

美術館を出てホールと廊下で写真を撮りました。

化粧室の前の通路、

壁も床も藁の入った漆喰でした。

ホールの天井は、吹き抜けになっており

梁が見えていました。

照明器具は、木の枝で吊るしてありました。

とてもお洒落です。

美術館を出て、再度建物を見ると

見慣れないものがありました。

この建物には、軒樋も竪樋もありません。

こちらの木の細工は、

きっと屋根にたまる水を

木の樋をつくり流しているようです。

帰りも、暫く建物を見ていました。

浜松から静岡への帰り道。

掛川にも藤森照信の建物がある事を知り

寄ってみました。

ねむの木こども美術館どんぐりです。

こちらの作品は、

ねむの木の子供たちの作品です。

是非、見に行って下さい。

感動したり、びっくりしたり、

真似できない作品ばかりでした。

久々に妻と一緒に美術館を回りました。

良い一日でした。

スタッフ　小森教安

1/27㈯1/28㈰ 藤枝市水守【グリーンを眺めて料理を楽しむLDKに植物スペースを作った29坪の家】予約制完成見学会

2/3㈯2/4㈰ 藤枝市前島【カウンターキッチンで食事を楽しむコンパクトな２LDKの平屋】予約制完成見学会

2/10㈯～2/12㈪焼津市小柳津【28帖の大空間LDKと吹抜けがあっても暖かいトリプルガラス樹脂窓の家】予約制完成見学会