こんにちは。ブビンガです。
真夏日の合間の台風や大雨にも悩まされる今日この頃。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
湿度の高い日本の夏。体調には十分に気をつけて乗り越えていきましょうね!
さて、前回ブログに引き続き、ハナレスタッフによる「2025飛騨の家具フェスティバル」訪問記リレーの2番手は私、ブビンガです。
1番手のサイプレスさんの「飛騨産業」さん訪問ブログはこちら▼
【樹木のヒトリゴト】飛騨の家具フェスティバルに行ってきました!(サイプレス編)
私、ブビンガは初訪問の「木と暮らしの制作所」さんについて書かせていただきます。
フェスティバル参戦2日目の最初に訪れた「木と暮らしの制作所」さん。
私たちは限りある時間の中、訪問先を絞って行ったのですが、押さえておきたい取引先の「飛騨産業」さん、「オークヴィレッジ」さんの他に、訪問前に調べて気になったこちらの「木と暮らしの制作所」さんにも訪問することにしました。
▲木の瘤(こぶ)を付けただけの看板。さり気なくて素敵です。
▲瘤(こぶ)ブローチもかわいい!そのままの形が良いのですよね~
まず始めに、敷地内の製材所の様子を見学させていただきました。
▲飛騨を始めとする林山間部で「ホダ木・ホダ・ホタ木」と呼ばれる短い丸太。薪割り用や原木椎茸の木などに使われることが多い。
「木と暮らしの制作所」さんは林業を営む会社の製材所敷地内の一角を間借りした工房兼ショールームで活動されています。
隣の製材所から地場の飛騨の木材を直接仕入れて、飛騨の木を余すことなく使用して、一点ものの魅力ある家具を作られる様子をお話をうかがいながら見学させていただきました。
短い丸太や細い径の枝や製材前の木材が仮置きされている様子を見せていただきながら、この木を活かして家具を作ることが飛騨の林業、ひいては、自然の形を無理なく長く続けていく「ものづくり」の神髄となるような意義を見出して、活動されていることが良く分かりました。
元々は一枚板テーブルを作っていたそうですが、そこまで大きくなるまでに伐採する細い幹の木を上手く活用した接ぎ材のテーブルは、飛騨ならではの曲がった木の形をブックマッチではなく、自然な曲線で上手くマッチさせる技術あってこそのオリジナリティが見られます。今ではその接ぎ材のテーブルがメインの商材となっています。
その他、丸太や板の形を活かして、スツールやベンチとして素敵な作品に仕上げていました。
雪深い地である飛騨高山では、雪の重みで倒れかけた木が夏には体勢を持ち直すことを繰り返し育つ木もあり、大きく曲がった形が良く見られるのだそう。
一般的に曲がった木は市場では扱われにくいですが、「飛騨高山らしい木」である為、積極的に使っているそうです。
今回、詳しいお話をうかがいながら見せていただくことで、飛騨という地ならではの「ものづくり」をされている意義をひしひしと感じることができました。
私たちも今後も無垢材の家具を扱っていく中で、「木と暮らしの制作所」さんの考え方は、大変共感できましたし、貴重なお話をお聞かせいただいて、とても勉強になりました。このたびは誠にありがとうございました。
次回は7/24(木)更新予定です。
どうぞ、お楽しみに!