たとえ「紙」でできたものでも、愛される建築は残る。
今日の講演会で一番印象に残った言葉です。
数々のすばらしい作品の建築に携る一方で、震災や災害ボランティアとして世界各国で仮設住宅づくりなどをされている坂氏。
どんなに著名な建築家がつくっても、鉄筋コンクリートの建築物でも、「金儲け」のために創られたものは、
10年、20年とたたずに取り壊される「仮設」建築となる。
その反面、地域の住民に愛される建築は、どんなつくりであれ長く残る。
私たちの生業は、クライアント(お施主様とご家族)の暮らしと成長を見守る「器」をつくることです。
ご家族と、その街の皆様に長く愛していただけるお住まいをご提供できるよう、日々精進しなくては!
そんな気持ちになる講演会でした。
お天気の良い日に、富士山世界遺産センターの展示ホールから
水盤に写る「富士山」を眺めに行きたいと思います。
(写真は坂茂建築設計HPより引用)
設計 實石






