皆さんのお宅の水道光熱費はおいくらですか?
特に、電気料金、ガス料金は年々上昇傾向ですよねー
2022年の「ロシア・ウクライナ問題」や、「急激な円高の進行」で
電気を作るためのエネルギーを輸入に頼っている日本は、光熱費が上がりました。
2023年からは、電気・ガス料金に対して国からの補助がありますが、
これもいつまでも続くものではないと思います。(政府の政策次第ですが)
とことで、多くの方が電気料金の仕組みにあまり関心が無いように思います。
月々の電気料金は、
「基本料金」+①「電力量料金」+②「再生エネルギー賦課金」の合計です。
(基本料金も上がりましたし、電力量料金も再生エネルギー賦課金も、外的要因で上がってしまいます。)
①の電力量料金は、電力量料金単価×1ヵ月の使用電力量±燃料費調整額×1ヵ月の使用電力量です。
2022年は、燃料費調整単価が急激に上昇と、冬の暖房時期が重なり、ニュースやSNS上で、「電気料金爆上がり」がトレンドになっていましたね。
(オール電化住宅の冬場の1ヵ月の電気料金が、4万円、5万円、それ以上などの投稿も多かったように思います。)
また、②の再生エネルギー賦課金も年々増加傾向です。
(太陽光発電や、風力発電を増やすために、みんなで負担する負担金のようなものです。)
①や②を個人では上昇を抑える方法がありませんので、月々の電気料金の上昇を抑えるための方法は、
現状では「太陽光発電」や「蓄電池」の導入や、「太陽光発電を自家消費できる給湯器」の導入などになるかと思います。
「蓄電池」については、初期費用が高額なことと、蓄電池の寿命が限られていることから、なかなか採算を取るのが難しいと言われています。
(最近では、一部の価格を抑えた蓄電池であれば、採算がとれるようになったとの投稿も出始めました。)
私は自宅を4年前に建てました。
太陽光発電3,885kW+ハイブリット給湯器(晴れた日は太陽光発電の自家消費でお湯を沸かす)を導入しました。
2023年の月々の光熱費の平均額は、8,810円でした。(3人家族の平均額の約半額)
(売電後の電気料金5,826円+ガス料金2,984円)
(リンナイHPより引用)
太陽光発電と、ハイブリット給湯器の導入額は約150万円ほどです。(太陽光発電+ガス給湯器との差額)
2023年は、太陽光の自家消費分で年間約8万円のメリットがあり、
年間で約7万円の売電ができましたので、自家消費と売電で年間約15万円のメリットが生まれました。
太陽光発電とハイブリット給湯器の導入額約150万円を、約10年で回収できそうです。
(太陽光発電のおかげで、ハイブリット給湯器導入分がお得な感じになりました! 発電はお天気まかせなので、計算通りにはいかないと思いますが・・・)
太陽光発電、蓄電池、ハイブリット給湯器、ポータブル電源導入など、発電・節電のアイテムが選べる時代です。
皆さまのお家づくりの参考になれば幸いです。
デザイン設計室 實石