EPISODE
エピソード3
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスで得られる 夏も冬も心地よい暮らし。
裾野市の住宅地に佇む、シンプルで四角く白い家。一歩足を踏み入れるとそこは、無垢オーク材のフローリングと白い壁天井。
家中、シンプルなフォルムの照明器具で統一され、使い勝手の良い生活動線で構成された内部空間には、生活感が表れてしまいがちで雑多なTV配線や生活用品は見当たりません。
第一建設オリジナル住宅「HIBIKI」のコンセプトでもある自然美と機能美を兼ね備えたF様邸。内外共にすっきり、スマートな第一印象のF様邸には一体、どんな工夫と想いがこめられているのでしょうか?
家を選ぶ際、限られた予算の中で何を重視するのかがその家の個性として表れてきます。憧れの一戸建て。目に見える外観やインテリアには誰しもが漠然と個人的なこだわりを持っているのではないでしょうか。
では、見えない部分についてはどうでしょう?
エアコンに頼ることなく夏涼しく、冬暖かいか?カビや結露の発生なく、快適か?ご近所への音漏れは?
標準で家の性能の水準があがっている昨今、性能についてこちらから何も注文しなくてもそれなりの心地よさは手に入りそうです。しかし、これまでの家で当たり前に思っていたことが、高性能住宅での暮らしと比較してみると、数値的にかなりの差が生まれます。
今回の特集では、数値以上に感覚に訴えるエピソードをご紹介したいと思います。
F様邸の全貌は、第一建設の「HIBIKI」が叶える洗練された外観の印象そのままの無駄のない意匠から生まれる自然美と、暮らしやすさが追求された機能美を兼ね備える理想的なお住まいでした。
そこに最新のZEHという性能美をプラスした最強の住宅です。
「こだわりの意匠」と「家族の住み心地と健康を守る」家。「HIBIKI」が可能にするバランスのとれた、後悔しない家づくりのヒントを掴んでいただけるのではないでしょうか。
ZEH(ゼッチ)住宅とは?
Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略称で、年間の一次エネルギー消費量の収支が概ねゼロ、もしくはゼロ以下になる住宅のこと。
2014年4月に閣議決定されたZEH住宅の推進事業は、限りあるエネルギー資源や地球温暖化の環境問題対策として、国全体で推し進めている制度で、「2020年までに新築住宅の過半数でZEHの実現を目指す」としています。
「省エネの工夫でエネルギー消費量を削減し、使用するエネルギーを自ら創り出す住宅」を建設します。
INTERVIEW
第一建設×裾野市シンプルで機能的なZEHの家 F様邸ご夫妻
――F様邸にみる、ZEH住宅のすゝめ。
昨今、耳や目にすることも増えてきたZEH(ゼッチ)住宅。
F様邸は、2015年竣工の第一建設のZEH住宅認定(補助金制度申請)第1号の住宅です。
いち早く国の制度を採り入れられたF様流ZEH住宅の建設にはどのようなエピソードがあったのか、またZEH住宅から生まれるクラシノカタチをうかがってまいりました。
元々、家を検討された当初からZEH住宅をお考えだったのでしょうか?
F様(以下、F)
「元々はZEHについては全く知りませんでした。第一建設さんから教えていただき、興味を持ちました。自分でも調べていくうちにドイツのパッシブデザイン(※1)の考え方も取り入れている住宅ということで、性能はもちろんですが自然と共生する家のイメージが気に入りました。」
営業 (以下、営)「ちょうどこれから主流になってくるであろうZEH制度が始まったばかりのタイミングでしたが、快適な住み心地を重視されるF様の考え方に合った住宅及び建設方法として自信をもってお薦めさせていただきました。」
※1 パッシブデザイン…住宅デザインの工夫によって、機械設備に頼りすぎずに自然の力(太陽光や風)を上手く取り入れ、最大限活用し、省エネ+快適な暮らしを得られる設計手法。省エネ先進国のドイツではスタンダードになっている。
通常の住宅(非ZEH住宅)との比較検討はされましたか?ZEH住宅の決め手は何でしたか?
F
「一言で言えば、「勢い」ですかね(笑)。通常の住宅に比べるとやはり、初期費用はかかるので自分でもよく調べて、光熱費等どのくらいでランニングコストが下がるのかなど費用対効果を計算して、「よし!これは先行投資だ!」と考え、決断しました。」
ZEHに不可欠なエネルギー計測装置HEMS(ヘムス※2)で気づいたことはありますか?
F
「たまに電気をつけっぱなしにしてしまってもあまり電気代は変わりません。逆に冷蔵庫を最新の省エネ製品に買い替えた際には電気代がガクッと下がって驚きました!」
設計 (以下、設)
「HEMSはしっかりと数字に表れるので、体感と共に家の構造に関わる見えない威力や性能を再確認してもらえる装置だと思います。」
※2 HEMS…Home Energy Management System。家庭内のエネルギー監理システムのこと。家電や電気設備とつなぎ、エネルギー使用量の確認や、機器の自動制御ができる。
実際に3年間住まわれた住み心地はいかがでしょうか?
F
「以前住んでいたアパートや(奥様の)実家が冬、とても寒かったので、新築時には床暖房を入れたいと思っていました。ところが、提案いただいたZEHの家は床暖房を付けずとも断熱性能が高く、また、熱交換換気システムを付けることにより24時間、家中の温湿度が一定になり、冬も夏もリビングのエアコン1台つけるだけで充分なほど快適なんです!」
営
「リビングの1台だけですか?それは期待以上ですね!1階と2階で温度差はどうですか?」
F
「体感で言うとほとんど変わりません。家中が一定温度に保たれています。(奥様が)冬はフリースのスリッパが欠かせないほどの冷え性だったのですが、裸足でもオークの無垢板が冷たさを感じず、夜も2階の寝室で良く眠れるようになり、旅行先など他の場所で寝にくさを感じるようになりました。そんな時、家が一番だと感じます。風邪もひかなくなりました!」
設
「心地よさのもう一点として、F様邸は川沿いの立地ということもあり、良い風が入ってきます。その風を活かして家の中央にあるリビング階段の吹抜け天井にトップライト(天窓)を設けることで煙突効果が生まれ、家中の風通しが良くなる造りとなっています。2階の階段横のすのこ床のキャットウォークも風通しと採光に一役買っています。」
F
「そうですね。トップライトを開けた際の風通しの良さは実感しています。キャットウォークは機能性もさることながら、シンプルなデザインの内装の中でもアソビゴコロ的なポイントになっています。子どものお友達にも大人気!あと、子どもが花粉症なので、春夏は洗濯物の部屋干しをする機会が多いのですが、カラッとすぐに乾く上、生臭さを感じません。」
営
「3層ガラスサッシや高性能の断熱材による防音性はいかがでしょうか?」
F
「うちは男の子2人兄弟なのですが、近所の方から「静かね~」と言われるほど防音性も実感しています。ご近所の音も気になりません。」
編集
「実際に住まわれているF様だからこそおうかがいできるZEH住宅の威力と貴重な体験談をお聞かせいただきました。ありがとうございました。」
2023年7月1日
株式会社リビングディーに社名を変更しました。
リビングディーは、50周年を迎えました。
「新しいミライのカタチを創造しよう!」
未来の社会と会社を見据え高付加価値の住まいとサービスを創造提供し
持続循環するロングライフデザインのサステナブル企業として
お客様の幸せと快適な 暮らしに貢献します。